税務会計論2

 今期、私は税務会計論(税法科目)を2つ受講している。税務会計論1と2である。税務会計論1は法人税法で、2は消費税法。そのうち2の消費税法の中間試験が昨日行われた。私の勘違いなのか先週のアナウンスでは消費税法能力検定試験3級レベルが問われると聞いて勉強していたが、ふたを開けてみると3級+2級であった。

 確かにこの科目は最終的に1級レベルまで到達することを目標としている(つまり期末試験で1級が問われる)から、前段階となる中間試験は2級まで問われるのが標準なのかもしれない。おそらく、齟齬が無く2級と分かって勉強していたとしても、昨日の時点において、私の能力では対応できなかったと思われる。

 試験では教科書(付属の解答冊子は不可)の持ち込みは認められていたが、実質的に教科書を見る時間は無く、既に書いたように私は対応できなかったため、最後の大問を少し埋められず時間切れとなった。実感では80~85%くらいの得点率である。

 終わってみると私以外の全員が退室しており、私のみが時間切れであったことから、他の全員は2級レベルまで対策していたと考えられる。ということは、2級まで試験範囲に含むかどうかは先生の伝達ミスではなくて私が聞き間違ったのだろう。既に会計士試験論文式を勉強しているからと推測するが、最も早い人で、試験時間の半分くらいで退室したのには驚いた。YouTubeで某東大医学部卒の秀才が、センター試験数学1Aを制限時間60分のところ、10分以内で解いているのを思い出した(この秀才も現在会計士試験を勉強している)。

 一堂に会して時間を測って解くと分かるものだが、私は圧倒的に電卓を叩く速さも遅い。学部時代は式が表示されたまま計算できる関数電卓を用いて計算していたせいで、ちゃんと電卓を打てたかどうか検算してしまうのも良くない。

 まあ今回の失敗を(実施されれば)法人税法の中間試験に活かしたい。とは言うものの消費税法よりも法人税法の方が難しいので、活かせるかどうかは分からないが・・・

財務諸表論2

 オリエンテーションのあと、発表担当箇所(1人2箇所)を決めることになったのだが、じゃんけんに負けて1箇所は終盤となってしまった。どんな内容か詳しく確認していないから確実ではないものの、難しい内容であることは確かなのだろう。

 

 もう1箇所の発表は今回でやり遂げた。こちらは連結会計の序盤だったので、まだ負担は軽かったものの、発表資料の作成に時間がかかった。すんなり作成できるだろうと高を括って前日から取り掛かったのだが、基礎分野ということで初歩からの説明を試みたところ量が嵩んで結果として夜通しとなってしまった。徹夜明けで頭が回っていないところに、まさかのPCフリーズというアクシデントが発生してしまい客観的に見て拙いものとなってしまった感は否めない。

財務諸表論2

 今日はオリエンテーション。本講義で学ぶ内容・評価方法等が示された。前期の1と異なり、発表があるようだ。それは、基本的な内容の説明を先生が行った後で、予め指名された人が詳しい部分を説明するというものだ。連結・企業結合という内容から考えて困難な科目であることは十分に予想される。どうやら、前年まではグループによる発表だったらしいが、本年度は受講者が少ないため個人による発表となったとのこと。グループなら他の人を頼れたのに・・・。

 

 受講者のレベルを確かめるべく、先生が当該分野の用語・概念を知っているか尋ねた結果、1, 2人しか知っている者がいなかったが、実質的に私以外全員知っていると思う。こういう時、下手に知っていると言えば、その場で当てられる可能性があったり、変に目立ったり、ハードルが上がったりするから、知らない風を装っていると思われる。今期私はCAPの関係で当該分野の簿記の科目を受講していないため、より一層他の受講者よりも受動的な知識面で劣ることが確定している。こうして力を入れて受講しなければならない科目の1つとなったわけである。

大学院入試2

 タイトルの内容に入る前に、北海道大学経済学院では前期の成績開示が行われた。これについて少しだけ書こうと思う。科目別では、良いものから悪いものまで均等に分布していた。どの科目が~と述べることは控えるが、個人的に肩の力を抜いて取り組んだ科目の評価が良かったようだ。

 

 よくよく人生を振り返ってみると、力みすぎた試験は悉く失敗しているように思える。ここの入試を受けたとき私は、就職試験である程度コマを進めていたし、全部落ちたら私立の会計大学院を出願しようと思っており、ここ(札幌)には観光目的で来たのだと言い聞かせて受験した。今ここにいるのは、そんな風な態度で臨んだからというのもあると思う。今日これから受ける学生には、「受けてやってる」とまではいかないにしろ、”自分にはまだ手札(選択肢)がある”と余裕を見せるくらいの気分で受験してほしい。

 

 あと試験に際しての注意事項だが、この大学院の入試は共通科目と選択科目の2つに分かれている。その間に休み時間があるわけだ。ここで、他の生徒から共通科目で自分が解けなかったところの答えを耳にするかもしれない。私は実際に耳にしてしまい結構深く落ち込んで選択問題に取り掛かることになったが、前に書いたように私は共通科目の出来でここにいると思っている。つまり、私が解けなかった問題は他の大勢も解けなかったのである。そういったこともあるので、自分が出来なくて他の一受験生が出来ていても落ち込むことはないし、そもそも休み時間の罠にかからないようにイヤホンでガンガン音楽を聴きながら選択問題の直前確認をすれば良いと思う。

 

 以上が私からのアドバイスとなる。安易に言えることではないが敢えて言おう、頑張れ!

大学院入試

 本大学院の一般入試が約1週間後に控えている。そこで、私がそれに向けてどのような勉強をしたのかを紹介する。

 

 まず本大学院の入試にあたっては、まず願書を取りそろえるところから始まる。さらに願書には志望理由書も添付されていて、成績証明書等と共にこれも提出しなければならないので、相当早くに願書を取り寄せないといけない。この辺をIT化すれば受験生も事務員も負担が軽減するのになぁ、と思いながら出願した。

 

 さて、肝心の試験内容であるが、財務会計論・管理会計論・監査論の共通問題と各受験者が学部で勉強してきた内容を問う選択問題(会計学経営学・経済学・統計学・経営情報学)から構成されている。私自身、選択問題で大きく落としたが結果的に合格したので、合否の決定は他の全受験生と比較できる共通問題に重点が置かれているのではないかと思っている。

 

 会計士受験生は手持ちの予備校教材で十分に対応可能である。その他の受験生は、私が使った教材を参考にしてほしい。

財務会計論・管理会計論:財務会計入門(当記事執筆時点で最新版は第6版)(中央経済社

            一般的な日商簿記検定試験2級の市販教材・問題集

監査論:監査論入門(当記事執筆時点で最新版は第4版)(中央経済社

 

 上記監査論の教材は、入門書であり簡潔で分かりやすく、章末問題がついている。ありがたいことに章末問題の解答は出版社のHPにありダウンロードして手に入れることができる。入試本番での出題形式に語句穴埋めが含まれるが、この教材の章末問題の形式と一致するためおススメしたい。

 そして、過去問演習も大事である(過去問に関しては、大学院HPにある。これもありがたいことに解答付きである)。これをやってどのようなレベルの問題がどのような形式で出題されるのかを把握しないと上で挙げた教材で勉強しても非効率なものとなってしまうだろう。

期末試験

 簿記1・マクロ経済学の期末試験があった。

 

簿記1について

 日商2級レベルの問題が3問で、3時間(時間内であれば各自で資料等を確認してよい)。結果的に全て解き終わったが、これは、直前に勉強していたところが出てきたから(連結に関しては出題が予告されていた←予告されなくても超重要分野なので出題されることは履修登録段階で覚悟する)であって、普段の実力ならかなり厳しかったと思う。出題された分野は、1問目が決算整理後残高試算表の作成と損益計算問題、2問目は有価証券、3問目は連結であった。この中では2問目が最も簡単で、3問目が最も難しく最も時間がかかる問題だった(これに80分程度使った)。しかし、連結はやるべき作業が決まっている(1級レベルは知らない)ので、実質時間との闘いだった。

 試験後に配られた解答を見るに、得点は2問目=3問目>1問目であった。もっと1問目に時間を割きたかったが、すべての問題が重かったこともあり、これが精いっぱいだと思う。

 

マクロ経済学について

 マクロ経済学という講義名だが、ミクロの分野も取り扱っており、当然試験にも出題された。マクロ経済学は国家経済学であるので、その中で動くミクロな現象も包含しているという理解なのだろう。試験に関しては財政、金融、余剰分析等幅広く出題され、こちらも1コマ分の制限時間ギリギリだった。

偶然って凄い

 私は1週間に2度ほど、買い物に行く。これが多いか少ないか分からないが、行き来の回数を少なくするために、できるだけ多くの食品を買い込んでいるつもりだ。特に決まった日に行くわけではないが、天気の良い日に行くことは何となくで定まっている。

 

 私が行く店は、家から大学とは反対方面に徒歩で15分くらいの魚が美味しくて種類が豊富なところである。ここに行く理由は、書いた通り魚が美味しくて豊富だから。それだけ。値段は普通。そこでショッピングをしていると、まさかの同級生に会う偶然を果たした。しかも2名。確かこの学年は少し少なく1学年15名だから、私以外の14名のうち誰かと会うだけでも結構小さい確率なのに、まさかの2名同時とは驚いた。

 

 正直、ここで会うとは思っていなかったので勿論完全OFFモード(radikoでラジオを聴きながら1人の世界に入っていた)。あうあうした対応になってしまったが、コロナで大学に行かない中、同級生と会って少し話せたのは良かったと思う。

 

 同級生との会話の中で、会計士試験(ここでは直近の短答試験の意味)というワードが出てきた。私は修了してから受験しようと思っていたので、「ああ、みんなは先に進んでるんだな」と自らの立ち位置を実感した。この記事を書くまで私事で忙しく、簿記の課題を疎かにしていたので、今日、同級生と会ったことで結果的に勉強における推進力を貰ったのである。ラッキー。