2年後期の中間終わり

 2年後期も残すところ半分で、一部科目において中間テスト的な課題が出た。今回はそのことについて書こうと思う。また、前記事で大学院入試の点数を事務室に訊くと書いたが、実際に尋ねると開示制度は無いとの回答だったことをここに報告しておく。

 

・監査論の事例研究

 監査論の事例研究(今期は会計実務事例研究Bという名前で開講)は、現金預金、受取手形、有価証券・・・と各項目毎の特徴や監査上の注意点を洗い出す科目である。これの中間発表は、無形固定資産について普段授業でやっている内容(特徴や監査で行うべきこと等)を1人で発表するというものであった。持ち時間は1人7分。発表時間は内容量に比して若干少ないため、飛ばし飛ばしで発表する人が多かった。私もそのうちの1人である。私の発表内容は無形固定資産に含まれないものもあったし、本来含めるべき情報を記載していないものもあり、評価は伸びなかったものと思われる。他の人と発表するべき内容が同じなので、私の番が回ってくる間に模範的なものが登場して、その後は若干落ち込みながら発表した。無形固定資産はITの分野も含むので、監査する際は専門家の利用を考慮するべきだという内容を発表資料作成時には考慮したが、発表時の資料ですっぽり抜け落ちていたことが悔やまれた。全体的な出来は、伝えるべき点を網羅しているという理由で、会計士試験に合格した学生が一番良かったと思う。

 

管理会計論Ⅱ

 管理会計論Ⅱでは、それまでに学んだ範囲に架かる内容のケースを自由に選んで発表・報告するというものであった。私はBSCの事例を発表した。ほとんどがBSCである中、原価企画について発表した者もいた。この発表はオンラインで行われたが、現役会計士の方が2名いらっしゃったという公開授業の様相を呈していた。また、発表だけでなく、発表直前にその発表に対する質問者が選定されるという少し変わった形式で行われた。これは事前に発表者と質問者が擦り合わせないようにするための措置であった。発表時間は1人10分で質疑応答が5分だった。それぞれの時間は適切で、質疑は2,3問ほどすると終了時間が来るというもので丁度よかった。もし質問者がネタ切れになった場合には、他の人に質問権を振っても良いというルールだったので、活用している人が多かったと思う。これは質問者が正確にはディスカッサントという役名だったから成立するものだと思う。ディスカッサントとしてこの5分間、場をどう回すかも評価範囲に含まれていた。評価は各学生が授業後に誰が良かったかをアンケートに記載し、それが考慮されたようだった。今回数名の方から私の名前を挙げていただいて、1番ではないが結構良い評価になった。ただし、アンケートで誰が良かったかを書く際、他の人の発表内容や発表時間も同じくらい良かったので、相当悩んだ。先生も同じように考えているだろうから、名前が挙がらなかった学生も、悪い評価にはなっていないと思う。2番目に良かった人も挙げる方式にすればもっと詳細な判定ができたような気がする。

 

 他の授業は中間試験みたいなものは無かったので、最後の記事で書こうと思う。各授業あと数回で大学院生活が終わるのでより気合を入れて取り組み、楽しむつもりだ。