本日、今年度初授業となる財務諸表論Ⅲに参加した。内容は最初なので、ASBJやIASB等の基本的な制度用語の説明がなされた。結構忘れかけていたところなので、正直有難かった。教員による説明はレジュメに沿って行われたのだが、教員はレジュメをほとんど見ずにずっと空で話されていた。自分の作った資料の内容だから当然だろ!と思う人もいるかもしれないが、その後に行われた受講者からの結構高度な質問にも難なく応答されているので、今風の表現を使えば、「普通に凄い」んだろうなと思う。
というか質問をした受講生のレベルの高さにも衝撃を受けた。私ならば「ここの○○という部分はこういう意味ですよね?(確認)」くらいのレベルの質問しか思い浮かばなかったが、制度設計の背景として具体的な歴史的事実を適示して質問していたので、私が出しゃばるような雰囲気じゃないなと感じて黙り込むことに徹した。また、その質問をしたのが1年生だというから驚きだった。1年生は、財務諸表論Ⅰを受講するのが当然なので、この科目は様子見だけして受講登録しない感じだったが、正直私みたいなレベルの受講生もいるので、CAPが許せば受講すれば良いと思う。
そのCAP制度の話となるのだが、受講登録していてやはりCAP制度の弊害が出てると感じたことがあった。1年生の時に変な取り方をしたわけでもないのに、2年生の時点で取れない科目が出てきたからだ。具体的には企業法Ⅰと税務会計論Ⅲが被っており、どちらかを切り捨てないといけない状態となってしまったことである。ちなみに後期においても同様に、簿記Ⅱと国際財務報告基準論Ⅱのどちらかを切り捨てる必要が出てきた。正直、これらの科目のうち一方は、1年生の時のCAP制限がもう少し緩ければ、履修していた科目だったので、2年生の今になってこんな問題は起きなかったはずである。また、私の場合は2年生の方が就活で忙しいので、1年生の方が厳しいCAP制(1年生は30単位まで、2年生は36単位まで)は私に合っていない。私の体験だけで言えば、本大学院は時間割が翌年になっても大きく変わらないため、修了までに取りたい科目が最初の履修登録時において被っている場合は、そちらを優先的に履修登録をした方が良いのかもしれない。今回はそういう教訓を後輩に伝えておこうと思う。